リュネビル刺繍とオートクチュール刺繍
【リュネビル刺繍】や、【オートクチュール刺繍】、以前よりも認知度が高まってきましたが、
この2つの言葉の違いはご存知ですか?
イメージ的には、どちらも同じものを指している感じがするのですが、じつは異なります。
今回は振り出しに戻って、リュネビル刺繍とオートクチュール刺繍とは何か、ご紹介したいと思います。
では、早速それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
この2つの言葉の違いはご存知ですか?
イメージ的には、どちらも同じものを指している感じがするのですが、じつは異なります。
今回は振り出しに戻って、リュネビル刺繍とオートクチュール刺繍とは何か、ご紹介したいと思います。
では、早速それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
まず、オートクチュールとは
ひとまず、前提として【オートクチュール】とは何かを知る必要があります。
オートクチュール(フランス語: haute couture)とは、パリ・クチュール組合(La Chambre Syndicale de la Couture Parisienne、ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ、通称サンディカ)加盟店で注文により縫製されるオーダーメイドの高級服やその店のこと。
(wikipediaより)
フランス語で haute(オート)は「高い」「高級」を意味する形容詞、couture(クチュール)は「縫製」「仕立て服」のことで、高級仕立服を意味します。
サンディカに加盟するには、年2回のコレクションへの参加、発表する作品数、スタッフの数などをクリアしなければなりません。
さらに、一部の製造工程を除いて全て自前のアトリエでハンドメイドで作る必要があり、条件はとにかく厳しいのが特徴です。
オートクチュール(フランス語: haute couture)とは、パリ・クチュール組合(La Chambre Syndicale de la Couture Parisienne、ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ、通称サンディカ)加盟店で注文により縫製されるオーダーメイドの高級服やその店のこと。
(wikipediaより)
フランス語で haute(オート)は「高い」「高級」を意味する形容詞、couture(クチュール)は「縫製」「仕立て服」のことで、高級仕立服を意味します。
サンディカに加盟するには、年2回のコレクションへの参加、発表する作品数、スタッフの数などをクリアしなければなりません。
さらに、一部の製造工程を除いて全て自前のアトリエでハンドメイドで作る必要があり、条件はとにかく厳しいのが特徴です。
オートクチュール刺繍とは
オートクチュール刺繍とは、刺繍装飾の世界観を表すひとつの呼称です。
その世界観とは、オートクチュールを手がけるアトリエでされる、きらびやかで華やかで豪奢な、手の込んだ刺繍作品全般です。
実際のアトリエでは、フランス刺繍、リボン刺繍、金刺繍、アリ刺繍、リュネビル刺繍など、様々な異なる技法を組み合わせて、手作業で装飾を施します。
デザインはもちろん、使用する素材、作業効率など色々な面から判断され、それぞれのアトリエの得意分野に合わせて仕事が振り分けられます。
つまり、オートクチュール刺繍には、いくつもの刺繍の種類が含まれており、いわゆるカテゴリー名のようなものです。
あるひとつの作品がオートクチュール刺繍と呼称される時、実際には、それがどの刺繍技法で作られているかは、正確には分かりません。
よって、どれかひとつの刺繍技法に限って表したい場合は、オートクチュール刺繍と言うよりも、
技法を個別に「〇〇刺繍」と言い表した方が的確に伝わります。
その世界観とは、オートクチュールを手がけるアトリエでされる、きらびやかで華やかで豪奢な、手の込んだ刺繍作品全般です。
実際のアトリエでは、フランス刺繍、リボン刺繍、金刺繍、アリ刺繍、リュネビル刺繍など、様々な異なる技法を組み合わせて、手作業で装飾を施します。
デザインはもちろん、使用する素材、作業効率など色々な面から判断され、それぞれのアトリエの得意分野に合わせて仕事が振り分けられます。
つまり、オートクチュール刺繍には、いくつもの刺繍の種類が含まれており、いわゆるカテゴリー名のようなものです。
あるひとつの作品がオートクチュール刺繍と呼称される時、実際には、それがどの刺繍技法で作られているかは、正確には分かりません。
よって、どれかひとつの刺繍技法に限って表したい場合は、オートクチュール刺繍と言うよりも、
技法を個別に「〇〇刺繍」と言い表した方が的確に伝わります。
リュネビル刺繍とは
リュネビル刺繍とは、オートクチュール刺繍の内の主たる技法のひとつです。
「クロシェ・ド・リュネビル」という、特殊なかぎ針を使って、ビーズやスパンコールを生地の裏側から刺繍する独特の手法です。
発祥とされるのは、1810年のフランス・リュネビル地方。
当時はベニスやベルギーのブルージュ、フランス北部に位置するヴァランシエンヌのレースを、刺繍によって模倣する為の技法だったといわれています。
古くから、刺繍にビーズを使うことはめずらしいことではありませんでしたが、このクロシェ・ド・リュネビルで縫い留める技術は革新的なものでした。
オートクチュールのアトリエで、素早く正確に刺繍できるリュネビル刺繍は、職人技として長く受け継がれ、現代に至っては、世界中に愛好家も増えています。
「クロシェ・ド・リュネビル」という、特殊なかぎ針を使って、ビーズやスパンコールを生地の裏側から刺繍する独特の手法です。
発祥とされるのは、1810年のフランス・リュネビル地方。
当時はベニスやベルギーのブルージュ、フランス北部に位置するヴァランシエンヌのレースを、刺繍によって模倣する為の技法だったといわれています。
古くから、刺繍にビーズを使うことはめずらしいことではありませんでしたが、このクロシェ・ド・リュネビルで縫い留める技術は革新的なものでした。
オートクチュールのアトリエで、素早く正確に刺繍できるリュネビル刺繍は、職人技として長く受け継がれ、現代に至っては、世界中に愛好家も増えています。
【ビーズ刺繍】とは
ちなみに、上記以外にも、同じくビーズを使った刺繍を【ビーズ刺繍】と表現される時もあるかもしれません。
ビーズ刺繍は、縫い針(ビーズ針)を使ってビーズやスパンコール、ラインストーンなどを縫い留める刺繍技法です。
オートクチュール刺繍の中でも、多く用いられます。
リュネビル刺繍には向いていないパーツや、幾つかの素材を組み合わせて縫い付ける時などには、このビーズ刺繍が最適です。
それぞれの技法のよい部分・足りない部分を補い、ミックスしてオートクチュール刺繍を完成させていく事がほとんどです。
ビーズ刺繍は、縫い針(ビーズ針)を使ってビーズやスパンコール、ラインストーンなどを縫い留める刺繍技法です。
オートクチュール刺繍の中でも、多く用いられます。
リュネビル刺繍には向いていないパーツや、幾つかの素材を組み合わせて縫い付ける時などには、このビーズ刺繍が最適です。
それぞれの技法のよい部分・足りない部分を補い、ミックスしてオートクチュール刺繍を完成させていく事がほとんどです。
オートクチュールを支える職人の刺繍
ここまでで、何となくそれぞれの言葉の使い方や、違いが分かってきたでしょうか。
リュネビル刺繍もビーズ刺繍も、オートクチュール刺繍を支える刺繍技法です。
オートクチュールというモードの最高峰の世界では、いつの時代も最先端を求めるデザイナーの要求に応える為、様々なテクニックや表現方法が熟練の職人によって育まれてきました。
ファッションの進化とともに発展してきたオートクチュール刺繍。
ため息がでるほど豪華な刺繍を可能にした、デザイナーの冒険心と好奇心、職人の技術と魂が宿る世界でもあります。
きらびやかなオートクチュール刺繍への憧れはいつになっても止みません。
【小さな手芸屋さん】ではオートクチュール刺繍の内、特にリュネビル刺繍を専門としたレッスンも行っております。
レッスン方法は、オンデマンドのオンラインレッスン、定期対面レッスン、体験レッスンなど、ご都合に合わせてお選びいただけます。
また、ご自宅での独学に最適な刺繍道具や材料も豊富に取り揃えております。
ぜひお気軽に、オートクチュールの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
リュネビル刺繍もビーズ刺繍も、オートクチュール刺繍を支える刺繍技法です。
オートクチュールというモードの最高峰の世界では、いつの時代も最先端を求めるデザイナーの要求に応える為、様々なテクニックや表現方法が熟練の職人によって育まれてきました。
ファッションの進化とともに発展してきたオートクチュール刺繍。
ため息がでるほど豪華な刺繍を可能にした、デザイナーの冒険心と好奇心、職人の技術と魂が宿る世界でもあります。
きらびやかなオートクチュール刺繍への憧れはいつになっても止みません。
【小さな手芸屋さん】ではオートクチュール刺繍の内、特にリュネビル刺繍を専門としたレッスンも行っております。
レッスン方法は、オンデマンドのオンラインレッスン、定期対面レッスン、体験レッスンなど、ご都合に合わせてお選びいただけます。
また、ご自宅での独学に最適な刺繍道具や材料も豊富に取り揃えております。
ぜひお気軽に、オートクチュールの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
ミニコラム一覧
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- LINE公式アカウントのご紹介
- スパンコールやビーズの数量
- リュネビル刺繍とオートクチュール刺繍
- 【小さな手芸屋さん】の仕事
- 【ビーズ刺繍】刺繍のやり方
- 【リュネビル刺繍】独学に最適なレッスン感覚のビデオ
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神奈川県横浜市港北区綱島東1-16-23-405 *実店舗はございません |
TEL | 045-873-2336/070-6646-8407 |
URL | https://petitemercerie.com |
概要 | ビーズ刺繍・オートクチュール刺繍の材料をお求めなら、スパンコールやビーズを販売する【小さな手芸屋さん】をご利用下さい。 |