スパンコールとは

スパンコールとは

スパンコールとは
スパンコールとは、装飾用品の一つで、薄い金属またはプラスチックなどの小片。光線を受けると、材質によって様々な色にキラキラと輝きます。スパンコールの材質は、主にアセチルセルロースや、ポリ塩化ビニールで出来ています。

刺繍や服装品の装飾の為に針で縫い付ける他、金具に通してアクセサリーパーツとして使ったり、編み物やレースなどは、糸に通して編み込んで使ったりします。
また、レジンを使った小物、ネイルなどのデコレーションにも使用されます。
さらに、手芸以外にも画材として使う場合もあります。

語源としては、英語のspangleが日本風に訛って、現在の「スパンコール」と言う名称になったという説があります。しかし、「スパンコール」は日本のみの名称で、現在、欧米ではsequin(sequins)と言われています。
sequinは、形が平らでも、亀甲でも、どんな形でもsequinと呼び、単語は変わりません。

スパンコールの表裏

スパンコールの表裏
スパンコールには表裏があります。平らなものは見分けが難しいですが、亀甲タイプは簡単です。

【 平スパンコールの場合の表裏の見分け方 】
・スパンコールを1枚、人差し指と親指に挟んでゆっくりこすってみて、なんとなく膨らんでいる面が表
・両面をよく観察して、輝きや発色が美しい方が表(であることが多い)
・糸通しスパンコールをつまんで垂らし、側面を撫でてみて、抵抗を感じない方向の上面が表(裏の時は何となく引っかかりを感じます)

【 亀甲スパンコールの場合 】
・基本的には、カップ状の凹んでいる面を表とします。デザインによっては、膨らんでいる面(裏面)を表とすることもあります

【 ソレイユスパンコールの場合 】
・表と裏で模様の見え方が変わります。
 表は筋が凸に見える面です。裏は筋が凹に見える面です。

スパンコールのサイズ、形、色など

【 サイズ 】
スパンコールのサイズは、3mm、4mm、5mm、6mm、形によっては、8mm、10mm。小さいものだと直径2mm程度のミクロな物もあります。
表現したいデザインに合わせて、サイズを選びます。
リュネビル刺繍やビーズ刺繍では、4mmサイズが一番スタンダードです。

【 形 】
定番の平丸、亀甲(カップ状)の他にも、ソレイユ、ギローシェなどの型押しタイプ、お花型など、もともとデザイン製の高い種類もあります。また、両端に穴が空いている長方形や、穴が端の方に空いているトップホールなどもあります。

【 色 】
スパンコールには色とりどりのカラーバリエーションがありますが、同じ色合いでも、仕上げ加工の種類によって、色の見え方が異なってきます。
仕上げによって、色名の前にクリスタル、オーロラ、ペール(パール)、シェル、オリエンタル、メタリック、マットなどが付きます。
また、模様入りのスパンコールなどもあり、特にハンドペイントの物は一枚一枚それぞれ模様や色が異なります。

刺繍材料としてのスパンコールの使用方法

スパンコールを縫い付ける方法には、いくつかバリエーションがあります。

スパンコールを1枚ずつ縫い付ける

ビーズ刺繍針で、スパンコールの外から中心の穴に向かって、ステッチします。
丸いスパンコールは三方向から、お花型スパンコールはそれぞれの花弁の間をステッチして縫いとめます。
スパンコールの縫い付け方

スパンコールを連続して半重ねに縫い付ける方法

返し縫いの要領でスパンコールを1枚ずつ縫い付けていく技法です。
スパンコールの半径分の長さでステッチする事により、スパンコールが半分ずつ重なった見た目になります。
スパンコールの縫い付け方

ビーズとスパンコールを組み合わせた縫い付け方 1

ビーズとスパンコールを使ったステッチです。
ビーズがスパンコールの上に、ちょこんと乗っかるような縫い方です。
ビーズとスパンコールを組み合わせた縫い付け方

ビーズとスパンコールを組み合わせた縫い付け方 2

ビーズとスパンコールを使ったステッチです。
この縫い方で放射状に縫うと、お花の花弁のように見えます。
ビーズとスパンコールを組み合わせた縫い付け方
詳しくはこちらの「刺繍のやり方」のページからもご覧ください。
スパンコールを使った、簡単な刺繍アクセサリーのレシピもございます。

フランス製スパンコール

当店では、モードとオートクチュールの本場パリで使われている、フランス製の糸通しスパンコールを直輸入して、ご用意しております。
パリはファッションの本場であり、歴史と伝統のあるパリ・コレクションでは、参加する有名ブランドの多くで、フランスで製造されたスパンコールが使用されています。 

フランス製スパンコールの特徴
美しい輝き・・・アジア製のものとは比べものにならないような高級感
豊富なカラーバリエーション・・・ミルキーなもの、パウダリーなもの、貝のようなもの、透明感のあるものなど様々な種類があります
高品質・・・形が揃っていて、見栄えがいいです

フランスのメーカーが誇りと職人技をもって製造しています。

フランス製スパンコールの大体は、アセチルセルロースと言う合成樹脂で出来ています。パルプを原料とした素材で、アセチルセルロースの成分はいずれも天然に存在する為、土中や海水中で分解されます。(バイオプラスチック)
また、メタリック系のスパンコールについては、ポリ塩化ビニールと言う材質で出来ています。

スパンコールは、様々なサイズや形がありますが、各ブランドはコレクション毎に、デザインに合わせたオリジナルのカラーやフォルムのスパンコールを、メーカーに特注することもあります。
コレクションスパンコールはこちらから

スパンコールの取り扱い上の注意

スパンコールは高温多湿や光に弱い刺繍材料です。
小さな手芸屋さんでは、品質の保持に最大限の努力を払い、24時間の空調管理と遮光、防湿性の高い商品袋を採用し、検品・梱包をしてお客様にお届けします。
是非ご自宅でも、高温多湿を避け、光の当たらない場所に保管くださいませ。乾燥剤などと一緒にしておくと更に安心です。

また、スパンコールを縫い着けた衣類などのお手入れは、家庭用のおしゃれ着洗いなどを使い、水で手洗い(またはネットに入れて手洗いモード)、陰干しです。
クリーニング屋さんでドライクリーニングをすると、スパンコールは溶けてしまいます。
高温のアイロンや、スチームを長時間当ててしまうと、ドライクリーニング同様にスパンコールが溶けてしまうので、ご注意ください。
「小さな手芸屋さん」では、フランスから直輸入の、日本ではめずらしい糸通しのスパンコールを数多く取り揃えております。
高級感のある輝きやヨーロッパならではの色合いやデザインが美しい刺繍・手芸材料です。
とても見栄えがよいものを作ることができます。

サイズは3mm、4mm、5mmの平に亀甲、変わった形や模様のものなど色・種類もバリエーション豊かに取り揃えております。
人気のスパンコールは、お試しにも最適な小分けパッケージやアソートもご用意致しました。

スパンコールはこちらから

ミニコラム一覧

オートクチュール刺繍の材料を通販でお探しなら

販売業者 小さな手芸屋さん
住所 223-0052
神奈川県横浜市港北区綱島東1-16-23-405 *実店舗はございません
TEL 045-873-2336/070-6646-8407
URL https://petitemercerie.com
概要 ビーズ刺繍・オートクチュール刺繍の材料をお求めなら、スパンコールやビーズを販売する【小さな手芸屋さん】をご利用下さい。
< 1 30 31 32 37 >