フィラガンの糸の選び方について(色)

「フィラガン」とは、リュネビル刺繍に使われる刺繍糸の事です。クロシェでもビーズ刺繍針でもお使いいただけます。
フィラガンには様々な色がありますが、どのように糸の色を選べば良いのでしょうか。

フィラガンの糸質

フィラガン
フィラガンはフランス語で「fil a gant」と綴ります。
「fil」は”糸”、「gant」は”手袋”、「a」は”...のための”という意味になります。その昔は手袋の縫製に使われていたのでこのように呼ばれています。

とても細いコットンの糸で毛羽立ちがなく、生地通りが滑らかです。蝋引きされているため強度もあります。リュネビル刺繍に最も適した糸で、本場パリの刺繍工房でも使われています。
極細のビーズ針にも入れやすいので普通のビーズ刺繍にも役立つ糸です。細い糸は表から目立ちにくく、出来栄えも良くなります。
また、刺繍以外にパッチワーク愛好家にも親しまれています。

フィラガンの色の決め方

フィラガンの色は、基本的には材料の色に合わせます。
但し、元々フィラガンには紫色が無い為、紫系の材料には、ライトグレーやミディアムグレーなどの色を合わせて使います。
それ以外でも、ちょうど合う色が無い場合には、グレーやエクリュを代用するのがおすすめです。

【小さな手芸屋さん】では、スパンコールやビーズなど各商品ページに、材料の色に合わせた刺繍糸の色の紹介をしています。ぜひご参照下さい。

便利な使い方

フィラガンの便利な使い方
今までとは逆に、あえて材料の色とは違う糸色を選んで使う事もあります。
例えば、無色透明なビーズに色付きのフィラガンを使うと、糸の色が柔らかく発色して、ペールトーンのビーズのように見えます。
また、ビーズの色を少し濃く見せたいときなどは、同色よりも濃い色のフィラガンを使用するといいでしょう。
糸の色を変える事によって、同じビーズでも細かなニュアンスを変化させる事が可能になります。
【小さな手芸屋さん】では、様々な色のフィラガンを取り揃えていますが、やはり基本的には材料の色に合わせて選びましょう。そして、どうしても色が合わない時や、出来上がりが気に入らない時には、無色透明のフィラガンを使うと良いかもしれません。
フィラガンの色によって色合いが増す材料もあるので、隠し味のスパイスのように工夫することもできるのが、糸色選びの重要で面白い点です。

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